子宮頚管ポリープ・子宮内膜ポリープ
子宮頚管ポリープ
子宮頚管の粘膜が増殖することによって発生するポリープです。
原因は不明なことが多いですが、一般的に何かの慢性的な炎症などが多いといわれています。
大きさもさまざまで、数mmのものから大きなものでは膣から外陰部にでてくることもあります。
無症状のことも多いですが、おもな自覚症状は出血です。
ほとんどは良性のものですが、まれに悪性のポリープもありますので、切除して病理検査で確認をします。
切除は比較的簡単(外来でたいていは可能です。よほどとりにくいもの以外は数分以内にとれます。また、とるときの痛みはありません))ですが、茎が太いものなどでは電気メスなどで切除するほうがよいものもあります。
また非常に再発しやすいものであり、いったんポリープがみつかればある程度定期的な診察をお勧めします。
子宮頚管ポリープ
子宮内膜ポリープ
子宮内膜ポリープ
子宮内膜と同じような組織で子宮の中にできるポリープです。
生理の量が増えたり、不妊症の原因となることもあります。
また、子宮の中にあるので簡単にとれにくく、超音波などの画像では子宮内の悪性腫瘍と見分けがつきにくいこともあります。
そのため、かならず子宮内膜の細胞診で悪性でないかを確認し、上記のような症状がある場合は麻酔をかけて子宮内膜をソウハしたり、あるいは子宮内に細い内視鏡を挿入して確認しながら切除する、という治療が必要になる場合もあります。(ただし、生理とともに自然に消失する場合もあり、悪性でないことが確認できればそのまま様子観察になることも多いです。)